The Nukiyama Memorial Award

抜山記念国際賞(第4回)の受賞者が決定

Prof. Ruzhu Wang

2018年5月30日,日本伝熱学会総会(札幌市)にて,抜山記念国際賞(The Nukiyama Memorial Award)の4回目の受賞者として,中国・上海交通大学のRuzhu Wang 博士(別紙参照)が選ばれたことが報告されました.同教授の空調・冷凍,エネルギーシステムなどに関する熱工学,伝熱工学の分野での顕著な業績を挙げ,また国際活動,論文数,引用件数(h-Index:53)が抜群であることが高く評価されました.2018年8月10~15日に中国・北京で開催される第16回国際伝熱会議で受賞講演が行われるとともに,授賞式で賞状,楯,賞金50万円が贈られます.[プレスリリース(PDF)]

同賞は,液体の沸騰現象に特異なモード変化が現れることを初めて発見し,その特性曲線がNukiyama Curveとして世界に知られる伝熱学のパイオニア,抜山四郎東北大学名誉教授(故人)の名前を冠して,伝熱学,熱科学,熱工学に関連した分野で国際的に秀でた活躍をしているおよそ50歳未満の国内外の科学者1名に,日本伝熱学会より2年毎に授与される賞です.

今回は2017年6月以来,全世界の科学者,研究者から推薦を公募し,国際賞委員会における厳正な審査を経て受賞者が決定されました.

受賞者コメント:熱工学,伝熱工学の発展への貢献と顕著な研究業績に対して贈られる権威ある抜山記念国際賞(第4回)の受賞が決まり大変光栄に思います.今後も,この分野での研究・教育にさらに尽力していく所存です.


Chairperson Ken Okazaki (Institute Professor, Tokyo Institute of Technology, Japan)
Vice-Chairperson Shigenao Maruyama (Professor Emeritus, Tohoku University, Japan)
Members Yasuyuki Takata (Professor, Kyushu University, Japan)
Peter Stephan (Technische Universität Darmstadt, Germany)
Xing Zhang (Tsinghua University, China)
John Richard Thome (Ecole Polytechnique Fédérale de Lausanne, Switzerland)
John H. Lienhard V (Massachusetts Institute of Technology, USA)