日本伝熱学会特定推進研究特別セッション 2015

「エネルギー・環境戦略と特定推進研究による伝熱研究の展開」

企画：日本伝熱学会特定推進研究企画委員会

開催趣旨：

2014 年4 月に新たなエネルギー基本計画が閣議決定され，徹底した省エネルギーの 推進，再生可能エネルギーの導入加速，火力発電の効率向上，分散型エネルギーシステ ムの普及拡大，非在来型資源の開発などの政策提言によって，我が国のエネルギー安全 保障に資すると同時に環境との調和を図ることが謳われています．日本伝熱学会はエネ ルギー利用に関する基幹学会であり，エネルギーの高効率利用，省エネルギーは勿論の こと熱科学・熱技術の新たな展開にも責任を負うべき立場にあると思います．そのよう な観点からすでに学会独自の特定推進研究課題を選定し，それを推進しています．本特 別セッションでは昨年度に引き続き，エネルギー，環境分野でご活躍の講師に加えて， すでに進行している特定推進研究の研究グループの代表者から研究内容の概要や進捗 状況などについてご紹介いただき，ご参加の皆様とともに伝熱研究の将来像などについ て意見交換を行いたいと思います．

開催日時：

2015 年6 月3 日 15：30－18：00

開催場所：

福岡国際会議場（〒812-0032 福岡市博多区石城町2-1） 伝熱シンポジウム会場 A 室
http://htsj-conf.org/symp2015/

総合司会：宗像 鉄雄（産業技術総合研究所）

15:30-16:10 基調講演

司会：小澤 守（関西大学）

• 毛利邦彦（eL-Power Technology）
  「スマートグリッド・スマートシティの本質と課題」

16:15-16:45 特定推進研究課題中間報告

司会：宗像 鉄雄（産業技術総合研究所）

• 塩見淳一郎（東京大学）
  「ナノスケール伝熱機能発現とその応用への展望」
• 門出政則（佐賀大学）
  「次世代鉄鋼材料創製技術の研究」

16:45-17:00 休憩

17:00 -18:00 特定推進研究課題中間報告

• 中山 恒（名誉会員）
  「将来世代コンピュータのための超長マイクロチャンネル冷却」
• 谷下 一夫（早稲田大学）
  「伝熱工学が作る医療機器の新展開」
• 吉田 英生（京都大学）
  「気候モデルにおける諸過程のモデル化の妥当性・精度に関する検討会」

過去の日本伝熱学会特定推進研究特別セッションはこちら↓
2014年5月22日（於　第51回日本伝熱シンポジウム）