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公益社団法人 日本伝熱学会 北陸信越支部のホームページ

支部長あいさつGREETING

第28期(2024年度)〜第29期(2025年度)支部長
     松原 幸治(新潟大学)



 2024(令和6)年度、第28期北陸信越支部長を拝命致しました新潟大学の松原です。副支部長の富山県立大学の坂村先生と長岡技術科学大学の山田先生をはじめ、各県幹事の先生方にもご協力して頂き支部の運営に努めて参ります。
 北陸信越支部の主な活動は春季セミナーと秋季セミナーの開催です。新型コロナウィルスが蔓延した2020(令和2)〜2021(令和3)年度はオンライン形式で、2022(令和4)〜2023(令和5)年度はハイブリッド形式で行われましたが、2024(令和6)年度の春季セミナーは完全な対面形式で開催されました。オンライン形式の会議にも長所があり、対面で開催する場合もハイブリッドにしてオンライン形式を残した方が良いという意見もありました。しかし、ハイブリッド開催の準備の労度が高いことや、対面の参加者とオンラインの参加者を交えたディスカッションが円滑に進みづらいことを総合的に考慮して、完全な対面形式に戻すことになりました。2024年度より、ほぼ完全に新型コロナ前の状態に戻すことができ、顔と顔を合わせて討論できるようになったことを大変嬉しく思っています。これまでの期間、役員の先生方と参加者の皆様から多大なご協力を頂いて支部の活動を継続できたことに深く感謝しています。
 私が伝熱学会に入会した1992年頃、伝熱研究は基礎研究が中心であり、強制対流、自然対流、相変化伝熱、ふく射の各分野で現象の解明やモデリングに関する研究が活発に行われていました。それから30年以上が経過し、学術研究の社会での顕在化に対する要請が強くなり、伝熱研究においてもより実用化に近いフェーズでの課題が多く取り上げられるようになりました。また、最近は経済成長の戦略としてグリーン化とデジタル化が志向されており、これらの波は伝熱研究における課題の内容にも影響していると感じます。このような変革の時期において、個々の研究者がどのような研究を展開していくべきなのか、お互いに意見交換することで答えを見つけて行く場として支部での活動は機能してきました。
 北陸信越支部では、伝熱学会員や学生、企業の方々が、気軽に参加して新しい知識を学び、また最新の研究情報を持ち寄って切磋琢磨することでお互いを高め合ってきました。これからも、このような活動を円滑に続けていけるように微力ながら努めて参りますので、会員の皆様からもご支援とご協力を宜しく御願い致します。



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